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一つの糸との出会いから
2010年、ニット用に開発された糸「オフセットヤーン」という1本の糸との出会いから、吸水性に優れ、吸い付くような新しい感覚を生む、新興タオルの新しいタオルは誕生しました。
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"JAPAN MADE"の技術
抜群の吸水性や柔らかさ、独自の良い風合いを持つ「オフセットヤーン」。
その反面、通常の糸に比べて強度が弱く、湿気・天候にまで左右されるほど取扱いが非常に難しいため、タオルづくりのすべての工程で職人の技を合わせる必要があり、ビジネスパートナーとの製品開発は試行錯誤の連続でした。 -
天然素材と安心・安全
技術だけでなく、素材も天然にこだわり、全世界で栽培される綿花の1%以下しかない最高級ランクの、上質で希少な超長綿「スーピマ綿」を使用。
製造工程でも化学薬品を極力使わず、糊付けには食用の糊を使用するなど、人にも環境にも安心・ 安全こだわって製品づくりをしています。
吸水性の高さが最大の特長
オフセットヤーンの吸水性。それは水分を拭き取るのではなく、肌にあてるだけで吸い取られる
イメージでしょうか。他のタオルで味わえない新しい感覚をぜひ実感してください。
天然素材の特殊二重紡績糸
芯糸の上から逆方向に二重に紡績することで空気層を生み、吸収された水分を芯糸に
スッと吸い込みながら、空気の層で表面はサラッとした快適な状態をつくります。
綾部紡績株式会社とタオル製品において独占契約済
新興タオルの品質を共に作り上げる
"JAPAN MADE"のクラフトマンシップ
通常、糸というのは編めばねじれますが、糸の内側と外側で撚り(より)トルクを相殺し、右と左の絶妙の撚りバランスで“ねじれない糸”『オフセットヤーン』を開発。
パイルがねじれにくくなることからロングパイルにもでき、やわらかいタオルの製造を可能にしました。左右の糸の撚りで繊維間を作ることで、吸水性・保水力も高い糸となっています。製品によって糸の太さを変える当社の要望を、高い技術で叶えてくれています。
「オフセットヤーン」の製品化に、最も重要な工程であるサイジング。
糊付けで糸の強度をつくるだけでなく、紡績された織り糸を、本数・織幅を合わせてシート状にする整経(せいけい)の工程も担います。
安心安全な食用糊を使い、強度の弱いオフセットヤーンを糊付けする作業は、通常の糊付け作業の何倍もの時間がかかります。
季節や天候、温度・湿度によって変わる繊細な作業を、職人が手加減で日々の変化に対応。 当社タオルの風合いを実現するには、この高度な職人技なしではありえません。
泉州タオルの特長でもある、後晒製法。和泉山脈の良質で豊富な地下水をたっぷり使い、ノリやロウなどの不純物を洗い流します。
「オフセットヤーン」製のタオルは吸水性が良く、湿気までも吸ってしまうため、うまく取り扱わないと柔らかい風合いが出せません。
通常の作業工程では不可能なため、工程の改良を重ね、作業枚数も減らして手をかけることで、当社のタオルの特長を最大限に引き出してくれています。
温暖な気候と
良質の地下水がつくる
当社のある大阪南部に位置する泉州地域は、
温暖な気候と和泉山脈水系の
良質で豊富な地下水を有する環境で、
タオルの一大産地として発展してきました。
明治20年から続く伝統職人技術による後晒し製法で
「泉州タオル」を作り続けています。
不純物を洗い流し安心・安全を生む
タオルに使う綿糸は織りやすくするために
ノリやロウなどで強さを増し、すべりをよくします。
そのため織り上がったままのタオル地は
水をはじき、吸水性の悪いものです。
泉州タオルの後晒製法は、織った後
"さらし"の工程で和泉山脈水系の
良質で豊富な地下水をたっぷり使い、
ノリやロウなどの不純物を洗い流します。
そうすることで、繊維の吸水性や通気性が優れ、
肌ざわりが良く、
清潔で赤ちゃんや肌の弱い方にも
安心な製品へと仕上がります。